ブログ2012
6月25日
約一月ぶりのブログ更新となってしまいました…m(_ _)m
で、この1ヶ月、何をやっていたか???
はい、元気にお仕事していました!
しかし月日の経つのは早いものです。
あっという間に約1ヶ月。。。。。
ブログを頻繁に更新できるように頑張りますね!
ということで約1ヶ月ぶりのブログの中身は…
只今施工中の外壁塗装現場からです。
仕様はアステックペイント、EC2000DGという防水機能のある塗料を使用しています。
アステックペイントEC2000DGを使い切ったペール缶が4本、小口の塗料缶が2本です。
1本の小口缶は少量残っています。これはタッチアップ用です。
で、何が言いたいかといえば…
このアステックペイント、メーカーの塗料に対する保証書が発行されます。
条件は施工する面積に応じて必要量、発注しなければなりません。
確かに、メーカーさんとしては設計上の塗布量を塗装してもらわなければ保証書なんて発行できませんよね。
ここまでは材料メーカーさんのお話し。
ここからが本題なのですが、
本来、塗料というのはメーカー規定の塗料を施工面に塗装しなければなりません。そうしないと塗料の持っている性能、耐候性やら耐汚染性やらが発揮されません。
よく、2回塗りとか3回塗りとかいいますが、希釈率を上げた塗料を2回塗ったって規定量は塗装できません。
もちろん、メーカー指定の許容範囲の中で希釈して塗装することに問題はないのですが、許容範囲を超えて希釈して塗装する業者さんもいらっしゃいます。
何回塗るかが大事ではなく、通常の塗装工事では
基本2回塗りで規定量を塗装する
という事が大事なのです。
この規定量というのが抜けてしまっている業者さんや職人さんがいることも事実です。
もっとも、このアステックペイントの場合、下地にもよりますが、2回塗りでメーカー規定量を塗装するのはほぼ不可能です。
この現場も3回塗りでやっと規定量を塗ることが出来ました。
ではでは
じゃあ、1回塗りで規定量を塗装すればいいじゃん!
ということになりそうなのですが、これもNG
塗料には1回に塗装する塗布量が決まっています。
その数値を大幅に超えると
表面は乾燥しているように見えても中身は乾いていない、
硬化不良
という現象が発生します。
単純なお話しをしますと、
塗料は乾燥するときにその希釈材、水性だったら水、溶剤系だったらその溶剤を放出して塗膜を形成していきます。
1回に多くの塗料を塗装してしまうと表面の塗料だけ乾燥し、中の塗料の希釈材は放出できなくなります。
こうして 硬化不良という不具合が発生してしまいます。
もちろん、この硬化不良の塗膜には塗料の性能が発揮されません。
早期の色あせやちぢみ、われ などが発生します。