雨漏り調査 鉄骨造ALCの雨漏り

鉄鋼造ALCの建物です。サッシ上から雨漏りします。

その下の壁は雨漏りで傷んだボードが割れてしまっています。

当該サッシから1m程上にあるALC板間です。横目時にひびが入っています。

これは違う部分ですが一部だけシーリング処理しています。サッシ水切りのシーリングも相当痛んでいます。

違うお部屋も雨漏りしているとのこと。窓から上を覗いてみると電線引き込みの金具上にシーリング処理させていませんね。ここを止めているボルトはALCを貫通しているので雨水浸入しやすい場所です。

そしてその上にあるタイル目地シーリングも劣化していますね。

現調の結果、雨漏りしている箇所の上におけるシーリングの劣化が顕著です。鉄骨ALCの建物は①防水②シーリング③塗装(外装仕上げ材)で雨水の浸入を防いでいます。この3つの要素のうちひとつでも不具合があると雨漏りが発生してしまいます。

オーナー様にお聞きしたところ、今まで塗装は2回ほど施工されたとのこと。その時にシーリングの打ち換えや増し打ちなどの提案が業者さんから無かった事が今回の雨漏りにつながっているかもしれませんね。

建物をメンテナンスする私たち業者はその時だけキレイになればいいという施工をするのではなく、5年後、10年後を見据えてお客様にご提案しなければいけないと改めて感じました。

コメント

  1. […] 鉄骨造ALCの建物からの雨漏りです。オーナー様からいろいろお聞きしたところ前回、前々回の塗装工事を施工した業者さんがしっかりとしたご提案をしていれば今回の雨漏りはもしかしたら防げたかもしれません。建物をメンテナンスする業者のあり方を考えさせられた案件でした。→https://suncolour.co.jp/2018/03/14/%e9%9b%a8%e6%bc%8f%e3%82%8a%e8%aa%bf%e6%9f%bb%e3%80%80%e9%89%84%e… […]

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